企業家インタビュー


株式会社グランドビジョン 代表取締役社長 中尾賢一郎氏
クライアントの事業課題を解決し、新しい価値を提供する事業プロデュース集団「株式会社グランドビジョン」を2011年に創業。また同年より文化価値創造事業「空海劇場」のプロデューサーとして、イベントの開催を毎年行う。事業戦略の知見を持ち、またゴルフ仲間であることから、公私ともに古賀と親しい。
「期待するのは、世の中にない
新しいカタチの社交飲食業」
最初にお会いしたときに、古賀さんの口から一番出た言葉が「おもてなし」だったんですよ。「心からのおもてなしを人に届けたい」と。それも何かいいことを言おうとして言われているわけじゃない。本当に心の底から思って言われているのが伝わってきて。それがノーブルさんの企業理念にも表れていますよね。僕はまだひよっこですが、古賀さんは20年間経営者をされていらっしゃる。そんな古賀さんを経営者として尊敬しているし、いつも刺激をもらっています。
一言で表すと古賀さんは、器がデカい人。自分の会社のことだけでなく、久留米の街や地域、そして日本を良くしたいということをしきりに言われる。僕としてはそうやって久留米の街や地域が元気になるために、まずはノーブルという会社が思いきり元気になることが必要なんじゃないかと思っています。僕らの会社が既存の広告代理店とは違う価値観を持った事業プロデュース集団として挑戦しているように、古賀さんだったらまだ世の中にないような新しい形態のお店が創れるんじゃないかと。たとえば動物園はどこにでもありますが、旭山動物園には「遠くても行ってみたい」と思いますよね。そんな風に全国各地の人が「ノーブルに一度は行きたい」と福岡を訪れるような、他とは異なる価値を持つお店を生み出していってほしい。そういうことを期待させるものが古賀さんとノーブルにはあります。
弊社には「マーケティングの力を使って、地域の一部しか知られていないような素敵なモノを広めていこう」というフィロソフィーがあるのですが、ノーブルさんの場合は飲食業という形で地域の活性化をされようとしている。つまり、やり方が違うだけで理想は一緒なんですよ。なので、自分が持っているネットワークやノウハウはご提供したいし、一緒にできることはいっぱいあると思っています。実際に今度、僕がプロデューサーを務めている『空海劇場』というイベントの出演者の方と古賀さんをおつなぎし、久留米で行われるコンサートの企画制作をさせて頂くことになっています。文化事業という形で、古賀さんが取り組まれている久留米の地域活性化のお手伝いをさせて頂けるので、とても楽しみですね。
裏表がなくストレートな古賀さんは、お酒を飲まれるときも豪快(笑)。なので、お酒を飲む回数を減らしていつまでも元気でいなくちゃ。古賀さんの理念に共感する輪がこれから社内外でもっと広まっていけば、間違いなく久留米の街と社交飲食業界に革命を起こされることでしょうから。